2009年2月6日金曜日

理想の講義と我が誇り…

ある受講生さんからメールいただきまして…。ただ、今回は、ご本人の承諾を得るまでもなく、メールの内容をブログに公開することは適切でないと思ったから、原文は載しません。
趣旨としては、「いま、自分が受講中の講座にトラブルが発生している…」、「これからってときに勉強が心配…」という深刻なもの。(ちなみにこの方は、既に【基礎答練】を申し込んでくれてはります)

私のプロフィールにもあるように、社労士試験合格後、開業登録をするよりも早くLECで講師を始めた。つまり、社労士資格に対して初めて報酬をくれたのがLEC。勉強にも「出る順」を使った。それを含めればLECとは15年以上のつきあい、まさにLECの生え抜きです!(こんな講師はLECでも少なかったでぇ)

LECは講師に対して、ある意味、無力なんやなあ。私がそうであったように…。
講師が最も大切な商品であるわけやけど、その商品が人間であるがゆえ、LECとしてはそれを完全に管理し、拘束し、掌握できないわけよ。
そやし、そこはお互いの信頼関係依頼した講義を実施する企業の責任と、それを受けた講師の全うする責任。これが崩れると、主役であるはずの受験生が置き去りにされるよなぁ。
ここが難しいとこで、企業として手の打ちようのないことがあるねんなあ…。

そんな私が常々思っていたこと…。
それは、LECを頼って勉強を始めた受験生のひとりでも多くの人々に、「えぇ講義やったなぁ…、LECでないとこの人の講義は聴けへんかった、LECにして正解やったなぁ」と思てもらえることが、私の目標であり、理想であり、そして誇りやった(実現できたかどうかはわからへんけどなぁ…)。
受験講座を一生の想い出にしてもらえたら…、そんな願いがあってもええやろ?

私の想い出の講義…、それは父が他界した日の講義。
3年前の6月、試験まであと2箇月弱のある日。土曜早朝に九州から知らせが入った。数ヵ月前に脳梗塞で倒れた父が、ついに息を引き取ったと。その日は梅田でレベルアップ答練2コマと夕方から直前一般常識の計3コマ。翌日曜も翌年向けの本論2コマ収録と直前一般常識の計3コマ。計6コマの休講かぁ…。
電話を切って、しばし、父は私がどうすることを望むか、考えた。急いで帰省して母を支えるのか?この2日間を弔いの講義として捧げるのか?
答は簡単やった。「社労士」という、当時まだマイナーな資格を教えてくれたのは父。ならば、きっと…。迷わず後者をとった。
土曜の講義で父の他界を打ち明けて、でも、明日も休講しないと言うたら、さすがにみんなびっくりして…。
次の日も講義して、直前一般常識の最後に、「こんなふさいだ気分で講義したのに、ここいうとこで、みんなぁ普通に笑てくれてありがとう、ほんま、救われました。今から夜行で九州に戻ります。」というと、あちこちからすすり泣きが漏れた。男の人も泣いてたなぁ。いや、その前から泣いてる人もいた。もちろん、私も泣きました。
「あと2箇月、苦しくなったら今日の講義を思い出してがんばります」帰り際にそうおっしゃる方がうれしかった。
あの講義は、一生の宝、決して忘れない…。
60人ほど入った教室には、その2時間半、きっと、いろんな想いがめぐってたんやろなぁ。
やってよかったんやぁ、父の死を介して、みんながいろんなことを感じられたんやもん。
通夜にも間に合わず、葬式のわずか1時間前にバタバタ駆けつけた、とんだ親不孝者のひとり息子でしたが、今も、そう確信してます。

受講生の皆さん!
トラブルのときこそ、周りに気をとられず、流されず、マイペースでがんばろう!
そんなときこそ、自分の力を信じよう!これまでの自分の経験を生かして乗り切ろう!
不安な気持ちも、それが時としてバネになる。火事場のばかヂカラっていうやん?
不利な分、がんばる気持ちも強くなる!その分、人より余計に勉強すればええ!
それにやで、ホンマに勝負なんは3月からの答練やん!て考えたら気ぃまぎれへんかぁ?

【問題056の解答解説】
答 ③規約の変更に係る認可及び届出(合併及び分割を伴う場合を除く)
(法205条1項、則159条1号

「③規約の変更に係る認可及び届出」(法16条2項・3項)の規定に係る権限は、合併及び分割を伴う場合を除き、地方厚生局長等に委任されている。なお、①、②はいずれも委任されていない権限であり誤りとなる。

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【今日の問題】
問題057 地域型健康保険組合とは、合併前の健康保険組合の設立事業所がいずれも □□□ ものであって、指定健康保険組合その他事業運営基盤の安定が必要と認められるものの合併により設立された組合をいう。
①事業の種類を同じくする
②同一都道府県の区域にある

③被保険者の4分の3以上の同意を得た

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