長いこと続いたこのコーナーも今日で最終回。
私の直前数週間の過ごし方はこんな感じでした。
6月末の模擬試験をLECで受けた。予備校を利用したのは、あとにも先にもこの1回だけ。
結果は、「一般常識」が記述・択一ともD評定。最も勉強量が不足していた科目だっただけに、模試の結果が妙に信頼できた。受かるも落ちるもこの科目か…。
この時点から本試験まで1か月弱しかない状況で、ここは一発、大勝負するしかない!
一般常識と心中することに決めた。
近所の区民図書館で「厚生白書」を借りた。本来は館内閲覧図書なのに、理由を聞いた館長のおっちゃんが、「そんなんだれも読まへんし持って帰って勉強し。終わるまで返しにこんでええで…」って。うれしかったなあ…。っていうか、きっと、ただならぬ形相やったんと違うやろか。
白書の危なそうなとこは、例の方法、つまり、「キーワードを抜き出して書きまくり」をやった(後に、これが、あのハガキを呼び込むポイントになるとはなあ、思ってもいなかった)。
ちなみに、白書対策の予想は、このときの経験と勘を思い出しながらヤマを張っています。
いまさら、新しい勉強方法を探す時間はない、自分の方法を信じるしかない!
法令関係も全部やり直した。テキスト重視のスケジュールにタイムスリップし、それから再び演習の繰り返しをした。
私の時代の労一記述は「労務管理」が本命(前年までずっと100~200字程度の論述式)だったので、それも一から書きまくった(実際の出題形式は、その年から他の科目と同じ穴埋めに変わっていたためみんなアッといわされたが)。
本試験1週間前までを一般常識だけに費やした。さすがに、ラスト1週間は全体をさぁ~っとやりたかったから。
試験前夜も夜中1時ごろまでやった。GW明けからは4時前に寝て7時に起きる生活やったから、からだがそんな早う寝られへんようになってたし。
ナポレオンでなくても、1日3時間の睡眠で結構集中できるもんですよ。
受験勉強の想い出は「苦しみ」だけ。
手首の痛みもすごかった、ただ、この痛みがあったから睡魔には勝てたんやけど…。
すべて自分で調べ、考え、迷い、妥協と反復の毎日…。
横で子供が遊んでいるとうるさく感じ…、時には何でもないことに怒鳴る…、父親失格と自己嫌悪に襲われながら…。
長い1日が終わり、夕方帰宅し、家族の前でその報告をした。
「どうやった?」
「・・・あかんかも…、・・・ミスしてるとこがある…」
そういうと、私の表情を察したのか、たいして言葉も知らない4歳の息子が急に大声で泣き出した。
「おとうさん…、がんばったんやし、ええやんかぁ…」
この数か月間、みんなで闘っていたことを、愚かにも、そのとき初めて知った。
独学に覚悟はいらへん!ただ、ある程度、精神的に追い込まれることを悦びに感じられるようでないと続かない。それと、心の支えになる誰かがいはること。
まあ、できれば皆さんは、もう少しラクして受かれるのがいいね。
そして、皆さんの今の「苦しみ」が、将来きっといい想い出になることを祈ります…。
【問題033の解答解説】
答 ②被保険者期間が通算して
(法13条1項)
基本手当の受給資格は、算定対象期間に「②被保険者期間が通算して」12箇月以上であったときに認められる。なお、被保険者期間は「①継続して」いる必要はない。また、「③被保険者であった期間」とは雇用保険に被保険者として加入していた期間(算定基礎期間)のことであり、被保険者期間とは定義が異なる。
山川靖樹の社労士予備校【基礎答練】・【新年会&決起集会の参加】は
こちら→ http://www.ab.auone-net.jp/~y.yasuki/sub2.html
【今日の問題】
問題034 基本手当の支給を受けるため、受給資格の決定を受けようとする者は、離職後、その者の住所又は居所を管轄する公共職業安定所に出頭し、□□□ 。
①職業の紹介を求めなければならない
②求職の申込みをしなければならない
③雇用保険被保険者証を提出しなければならない
6 件のコメント:
山川先生、こんばんは。
独学Finalを読んで、感動して涙してしまいました。
「おとうちゃんがんばってんからいいやんかぁ」の所で涙線が・・・
先生の真似はできませんが、自分なりの勉強方法を定着させたい
と思いながら頑張ってます。
でも、いつも上手くいくわけではないので、スランプになったら、このページに戻ってまた読み返そうと思います。
こんばんは。
mega-catさんのおっしゃる通り、fainalは泣かせますねぇ。
僕も同じような思いをしました。
受験生だった今年は、恒例の夏キャンプにも連れて行ってあげられず、休みの日も学校通いで家に居なくて遊んでもあげられず、挙句の果てにストレスから意味も無く子供に強く怒ったりした時もありました。
でも、本試験が、終わった日は速報会で知り合った人達と飲みに行って遅くなったにも拘らず家族みんなで起きて待っていてくれて「どーやった?」と心配して聞いてくれました。「なんとかいけたと思う。」と言うと「よかったなぁ。とーさん頑張ってたもんな。ほんなら、夏休み最後の来週の日曜は、約束通りプール連れて行ってくれる?」 「今晩からは、また一緒の部屋で寝られるなぁ」(試験直前期は、寝ぞうの悪い子供に邪魔されずに深い眠りを効率よく取りたかったので別室で一人で寝てました)と言われ、家族の協力と犠牲があったればこそ本試験にこぎつけたんやなあとつくづく思いました。
もっとも、お父さんのがんばる姿を見せたら子供達も勉強頑張るやろ、親の背中を見て子供は育つって言うからなぁと言う目論見は全く効果ありませんでしたけど・・・。
約束通り、翌週の日曜には生憎の雨模様の中でしたが、プール&お食事会を果たしましたし、合格発表の後は、前にも書きましたが、自分主催で家族を「合格祝賀お食事会」に招待しました。
家族持ちにとっては、仕事と家庭と勉強の3足のわらじは、結構大変ですが、それがまた励みにもなると思います。
では、問題034の答えは、②だと思います。
山川先生、こんばんは。
先生のブログを見ていて、インプットは独学でなんとか頑張ってみよう…という気持ちになれました。
演習は先生の通信講座を申し込みたいと思っています!
受験生の時に先生がいかに頑張っていたか…ご家族の言葉でわかりますね。
私にはまだまだ頑張りが足りなかった!!
心新たに頑張ります!
でも意思が弱く、すぐに自分に負けてしまうので、先生のブログを見て気持ちを入れ替えて…を繰り返していきたいと思います。
いやあ、本当に頭が下がる勉強法ですね
私はまだまだ甘いなあと痛感しました。
今日は労働基準法+安全衛生法の定例試験でした。
結局今週も残業続きで土曜日も出勤で
ほとんど勉強できず・・・
最近夜になると眠くなってしまってだめです。
(睡魔に負けているようじゃ甘いですね)
選択式も択一式も一問ずつ間違えてしまいました。
全問正解が目標だったのに!(>_<)
無理すると体や翌日の仕事に響くので
とても先生のようにはがんばれませんが
(・・といってる時点ですでにダメダメな肝しますが)
自分なりのペースで
1日少しずつでも(たとえ30分ずつでも)
勉強する習慣をつけていこうとおもいます。
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