「山川靖樹のお悩み相談室」も回答順番待ちの状態になってきました。いやぁ~、なんにしても活況なのはええことや!ありがとね~っ!
きょうの相談は、ご本人いわく、情けないベテランさん(HP・ブログ・メルマガ読者で関東在住の45歳、会社員)からです。平日は毎日1~2時間、土日は5~7時間、自習室にこもっておられるとのこと。がんばってはるなぁ~!
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今年で受験も4回目。勉強に行き詰ってまして、ご指南いただきたいのですが…。
択一は、3年前38点→2年前40点(1点不足)→昨年41点。
選択は、昨年28点(健保も3つ埋めました)。(*点数の開示も了承を得ています)
今年も過去問は1巡済み、インプット講義を終え、答練はレベルアップを終えて、ハイレベルも半分終えてます。これからは、模試を中心に、過去問をまわして本番を迎えたいと考えてます。
A.ふ~む、まず、明らかなのは、択一式をどう克服するかやねぇ。
40点前後で点数が伸び悩んでいる方の特徴は、基本問題(みんながほぼ取れるはずの問題)を落としていること。うちに帰って答え合わせして「あぁ、これやったら分かってたのに…」というやつ。ないかなぁ?こんなとこ?
原因は、一言でいうと、知識が浅いんですね…、きちんと理解したうえで学習が積み上げられていない、つまり、丸覚え状態になっているんです。「丸覚え」ではなく「記憶」しないとぉ!
「記憶」には、「理解」と「納得」が必要で、その部分が飛んでしまっているので、問題を解きこなす「知識」にまで実力アップできていないんです。
そこで、特効薬として、「こういう理由でこんな制度になってる」とか、「こうだからこっちの給付が出るとか止まる」とか、「この制度、具体的にはこういうこと」とか、自分の「記憶」が問題を解く「情報」となるように工夫してみてください。
ちなみに、それを手助けしてくれる(理由や具体例を教えてくれる)のが、予備校の講師やん!
次に、勉強方法としては、この時期、問題中心でええと思うんやけど、「だから、こうなるんや」とか、「こういう理由でここが違うんや」とか、常に「情報」とリンクさせて解答を確認する習慣を!(法律で決まってるから…みたいなんはナンセンス!そんなんアカンで!)
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去年と同じサイクルですが、かなり早いピッチで進めています。過去3回とも足切りにあうことなく、逆に得意科目もなく・・・オール4~5点。どうも、もうひと山超えることができません。各科目なんとか1、2点上乗せしたいと考えています。得意科目をつくるためには集中して学習すればいいのですが、どうも性格的に出来ません…。
そこで、どうしたら合格ラインに届くでしょうか?
どのような学習方法をとればいいでしょうか?
A.「どうしたら合格ラインに届くでしょうか?」とは、山川予備校に対する究極の質問やなあ…。
間違いなく言えることは、得意科目がなくても、苦手科目さえなければ受かります!
情けないベテランさんは、苦手意識の強い科目がないのもええことや~ん!いける、いける!
それにな、特定の科目に勉強時間を集中させたところで、得意科目にできるとは言えないし、第一、得意科目にしたところでせいぜいあと3点ほど増えるだけやん。それやったら1科目1点アップ(計7~8点)を目指すほうが早いし確実、可能性も高いでぇ。
さて、そこでや。各科目に充てる時間はある程度満遍なくね。ただ、やはり、各科目において、例年よく出るカテゴリーとか頻出条文に関する問題は、繰り返す回数を増やしたり、復習時にテキストみる時間もしっかりとるとか、科目内においてメリハリある時間配分をしないとアカンで。講義かてメリハリのない講師は退屈やろ?イッショ、イッショ!
平均的にやってるから平均的な点にしかならへんのや。ここが出る!てとこに時間を集中するから、そして、そういう箇所をいくつも押さえてるから、ほかの人よりほんの数点分だけ上にいけるんや(つまり、合格できるんや!)。
ちなみに、それを手助けしてくれる(どこがよ~出るのか教えてくれる)のが、前回のブログにも書いたとおり、予備校の講師やん!
結論:勉強方法は十人十色。でも、効率のよい方法があるのなら試すべき!でしょ?
現在の学習時間を、もっと効果的に使わないともったいない!
問題・解説を「読む」という単純作業にならないように、常に「なんで?」「どこが?」を意識して、問題・解説を「理解する」こと!
ブログという道具を使ってお伝えできるぼくが考える方法論は、この程度が限界かなぁ~(私の文章力にも係わることやからねぇ…)。参考にしてみてちょうだいな。
5月30日(土)実施の【改正法マスター】講座(通学)と、6月28日(日)実施の【ピンクマーク】講座(通学)について、申込者数が収容定員に収まりきれず、また、予定会場(ハートピア京都)での教室変更にも空きがなく、したがって、大変ご迷惑をおかけいたしますが、下記会場に変更いたします。また、講座の実施時間は、両日とも共通です。
労働編:10:00~13:00/社会保険編:14:00~17:00
★(変更前)ハートピア京都
★(変更後)YIC京都工科専門学校(堀川通塩小路下がる東側・リーガロイヤルホテル京都向かい)JR京都駅から徒歩約7分、正面玄関は建物の西側(堀川通り側)です。
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1 件のコメント:
「理解と納得」はまったくその通りやと思います。
山川先生に1年4ヶ月教わって、ほんまよかったなぁと思うのもまさにその点でした。
???と思ったところは、「また、あんたか」と思われることも恐れず必ず質問させてもらったし、先生もほんまに丁寧に答えてくださいました。ただし、質問する際には、質問したい事はなんなんかを自分の中で整理しておくことも大切だと思います。
あと、「なんで?」と思う気持ちを大切に。社労士試験は法律の勉強ではありますが、法律が法律として「そう決まってるから」ではなく、その法律が出来た歴史や社会の背景に思いを致すとか、法律を作りはった官僚さんが何でそうしたのか、他の条文との整合性なんかにこだわって、邪魔くさがって「こうなってるからこうやん」と放置するのではなく、いちいちこだわってみると勉強自体が楽しくなるし「記憶」に昇華すると思います。
そうやって得た「知識」は、試験が終わって「記憶」が薄れても思い出すきっかけになってますよ。こなす学習ではなく丁寧な学習を積み上げて栄光のゴールを勝ち取ってください。
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